ミニロックケーシング
詳細
ロックオーガー工法
N値の高い砂礫層や堅い岩盤などを、効率よく経済的に穿孔することを目的に開発された工法です。大口径の基礎杭や地下連続壁の造成、またプレボーリングなどの分野でその実力を遺憾なく発揮します。
地中障害撤去としてのロックオーガーとは、三点式杭打機フロントにダブルオーガーを搭載し、ケーシングとスクリューによって新設構造物築造の障害となる既存構造物(S造、SRC造を除く)を破砕する工法です。ケーシング先端に超鋼ビットを装着し、地中障害物の外周部を切削します。内部のスクリューヘッドはケーシング内部に残るコア状の障害物を破砕し、後工程となる山留杭や仮設杭の施工を可能にします。ケーシングとその中のスクリューが互いに逆回転して同時に削孔するタイプと、ケーシングとスクリューがそれぞれのオーガーで独立削孔を可能としたセパレートタイプがあります。内外逆転する二重スクリュー方式で削孔すると、鉛直制度の高い施工ができます。外側ケーシングにより孔壁を防護しながら削孔し、引き上げ時には安定液を充填するため、周囲地盤への影響は殆どありません。